9月某日。菊川CEO:「東京マラソン延期!?今まで練習してきたのはなんだったんだよお!」塞ぎ込む菊川CEO。平野:「菊川さん、気を取り直してください!半年あれば、練習する期間がのびて、完走の確度をより高めることができます。一緒に頑張りましょう!」菊川CEO:「うーん、そうですねえ…。でも半年も先となると、練習するモチベーションも上がらないかも…」と、後ろ向きな菊川CEOであったが、ORPHE Journal編集部平野・川元には秘策があった。川元:「実はそんな菊川さんのために、ハーフマラソンにエントリーしておきました!」菊川CEO:「ハーフマラソン!?」川元:「はい、9月26日(日)開催の情熱ハーフマラソンというイベントです。平野さんもエントリーしているので、一緒に挑戦しましょう!」菊川CEO:「ハーフマラソンかぁ…。フルマラソンよりはだいぶ走りやすそうだけど、21キロだもんなあ。まだ練習でもそんなに長く走ったことないや…」川元:「定期的にトレーニングをして走力を上げてきている菊川さんならきっと完走できると思いますよ!」大会当日今回の会場は戸田橋陸上競技場。会場にはたくさんのランナーがすでに集まっていた。菊川CEO:「今日の会場は陸上競技場か、前回の10kmマラソンよりも本格的だなあ。」川元:「今回は前回の10kmレースより参加者も多いと思うので、より本番に近いレースをイメージできると思いますよ。」先に現地入りしている平野とも合流。レースの作戦を練ることに。時間内に完走できるか不安な菊川CEO。2時間半の制限時間があるため、完走するためには1キロあたり7’05”/kmペースで走らなくてはいけない。川元:「今日は涼しくて走りやすい分、前半飛ばしすぎないように注意しましょう。」菊川:「そうだね。あとは、膝が最後まで痛くならないか心配。」平野:「もし膝の痛みがひどくなったら、最悪途中で歩いても良いので頑張って完走しましょう。」平野:「それと、スタート直前はトイレも混みやすいので、余裕を持って済ませておくと良いですよ。」1人で黙々とアップを進める菊川CEO。田口さんに教わったトレーニングもしっかり行い、体幹を使って走るイメージを確認。大会のスペシャルゲストは猫ひろしさん。準備運動として参加者全員で猫ひろし体操をやり、みんなのテンションをあげてくれていた。菊川CEOもしっかりとアップを完了し、準備万端。最後にもう一度トイレに行こうとするが、またまたここでも大行列。レース開始まであと10分。焦る菊川CEO。菊川CEO:「やばい…スタートに間に合わない。平野さんが言っていたのはこのことだったのか…。」もうだめだと思ったところに、アナウンスが。なんとトイレに並ぶ人が多くスタート開始が10分遅れるとのこと!無事にスタートに間に合いそうだ。長いレースの始まりスタートレーンに並び、ASICS ORPHE RUNアプリのセッティング。準備完了だ!いよいよレーススタート!これまでに経験したことのない長距離レース。1周4.2kmのコースを5周。※大会HPより参照長い戦いになる。まずは、集団の後方につく菊川CEO。2kmを5'27”/kmペースで通過。川元:「5分半を切ってる。菊川さん普段の練習ではキロ7分くらいで走っていると言ってたのに…。まだまだ先は長いのに少し早すぎないか…?」1周目を終え競技場に戻ってくる菊川CEO。この4kmもなんと5’50”/kmを切るペースで走り続けている!菊川CEO:(なんかいつもより調子がいいな。今日は涼しいし、軽快に走れるぞ!)足取りが軽く、まだまだ余裕がありそうだ。川元の心配をよそに、以降も順調なペースで走り続ける菊川CEO。ここまで走れるようになっているとは正直思っておらず、菊川CEOの見えないところでの努力を感じて、まぶしく見えた。2周目を終え、まだまだ軽快なフォームで走れている。試練のレース後半10.5km通過、いよいよ折り返し。声援を送る川元。川元:「順調なペースですよ!もう残り半分です。」菊川CEO:「実は結構膝が痛くなってきた…。やばいかも…」川元:「大丈夫ですか…?無理しないでください!」ここまでペースが速すぎたのか。徐々にストライドも小さくなってきたように感じる。菊川CEOの弱音を聞き、急に川元も不安になってきた。3周目12km通過、再び声援を送る川元。川元:「膝は大丈夫ですか?ここまでかなり速いペースで走ってきているので、辛くなったら一度立ち止まってストレッチしても大丈夫です。」菊川CEO:「わかった。でも、ここまで休まずにきたから、もう少し頑張ってみる!」先ほどと変わって、表情に余裕がなくなる菊川CEO。以前の菊川CEOならここで歩いていた。今回は諦めない。完走してもらいたい…。川元は心の中で強く願った。長い戦いの終わり4周目、16km地点。菊川CEOが競技場に戻ってくる。ペースは少し落ちていたが、なんと笑顔である!川元:「菊川さん、いよいよラスト1周です。頑張ってください!」菊川CEO:「足もそろそろ限界…。でもここまで来たら走り切りたい。スタートアップ魂をみせてやる!」足の疲労もピークに来ているが、残り1周も走り続ける菊川CEO。菊川CEO:「走るって面白いな。」そして、ついに競技場に戻ってくる菊川CEO。長かったレースも残り200m足らず。ゴールが見えてラストスパートをかける。ついにゴール!!ゴールタイムは2時間07分30秒。菊川CEO:「やり切ったよ!後半は本当にきつかったけど、応援が力になったよ。」川元:「本当にお疲れ様でした!後半はキツそうでしたけど、笑顔で走っている菊川さんをみて、本当にランナーになったんだなあと感慨深かったです。」平野:「素晴らしいタイムですよ!前回走った10kmのレースよりも速いペースで走れてます。」菊川CEO:「うん、実際走ってるときはすごく辛い時もあったけど、なんか初めてちゃんとレースをしてるって感覚になれた。走ることがこんなに楽しいと感じたのは初めてかも…!」ハーフマラソンを走りきり、ランナーとして大きく成長した菊川CEO。東京マラソンは延期になってしまったが、菊川CEOの挑戦はまだまだ続く。このシリーズの記事#4 膝の痛みを克服、フォーム改善トレーニング!#3 人生初の10kmのレースに挑戦#2 ランニングを始めて1ヶ月のトレーニング成果は?#1 菊川CEO マラソンへの挑戦スタート