暑かった8月も終わり、気温も下がり始める9月にしっかり走り込んでおきたい菊川CEO。しかし、走り込むことで膝の痛みが出ないか不安であった。そこで、スマートシューズORPHE TRACKがプロトタイプの頃からサポートいただいている田口トレーナーに相談することに。田口トレーナーからのアドバイスで菊川CEOのフォームは変化するのか。膝の痛みに対する不安7月の10kmレース終了後、菊川CEOは8月の暑い時期もコンスタントに練習をこなしていた。9月、いよいよ東京マラソンまで1ヶ月半となり、走行距離も増やしていきさらに自信をつけていきたいところ。しかし、練習でも時々痛みの出る膝が菊川CEOの心配の種。平野:「膝の痛みの不安を抱えたままだと、これから距離を伸ばす練習をする際に心配ですね。」菊川CEO:「そうなんです。膝が痛くなると走りたくても走れない。フルマラソンで膝が痛くなったらと思うとゾッとします。」川元:「菊川さんの不安を取り除くため、今回田口トレーナーにアドバイスをもらうことにしました!」田口トレーナーはこれまでORPHE TRACKの製品開発についてのアドバイスや、ランニングイベントでのトレーニング指導などを行ってもらっている。菊川CEOも全幅の信頼を置いているトレーナーだ。田口真幸トレーナー 田口真幸トレーナー プロフィール日本スポーツ協会アスレティックトレーナー/ランニングアセスメントスペシャリスト/ORPHE TRACK指導者。ランニング✕姿勢改善✕コンディショニングを組み合わせ、痛みと間違ったフォームを改善!ランナーのケガや痛みを改善・予防するパーソナルトレーナー!マラソン自己ベスト:3時間11秒。田口トレーナー:「菊川さん、フルマラソンにチャレンジする話聞きましたよ!僕も全力でサポートさせていただきます。」菊川CEO:「めちゃくちゃ心強いです、膝の不安をなんとか解消してください!」現状のフォームをチェックまずは痛みの箇所の確認。菊川CEOは両膝の上あたりに痛みが出やすいようだ。痛みの箇所を把握した田口トレーナーは早速指導をはじめた。田口トレーナー:「それではまず現状の菊川さんの走りをみたいので、1km程度走ってみましょう!」菊川CEO:「了解です!最近は週2はトレーニングしているので、前よりは走れるようになっている気がします。」田口トレーナーの前で走るということでいつもより興奮している様子の菊川CEO。ついつい力んでしまい、4’00”/kmのペースで飛ばし過ぎ、後半はペースダウンしてしまった…。菊川CEO:「うおぉ…調子に乗って飛ばしすぎた…」そして、データをチェック。菊川の最初の走りの計測データ(ASICS ORPHE RUNアプリ)田口トレーナーのデータ分析結果は以下の通りであった。ピッチが遅く、ストライドを広げて走るフォームになっているため、極端なかかと着地になっている。足だけの力に頼った走りになるため、足が疲れやすく、膝への負担もかかりやすい走りになっている。菊川CEO:「重心の真下で着地をする意識はしてましたが、データを見ると完全なヒール着地ですね…。とにかく速く走ろうとしてフォームが追いついてなかったのかもしれません…」田口トレーナー:「自分のイメージと実際の走りが違うことはよくあることです。今日の動きづくりでイメージと実際の走りを重ねていきましょう!」菊川CEO:「さすが田口トレーナー!膝の不安が少しでも解消するように動きづくり頑張ります。」体幹で走るための動きづくり田口トレーナーが提案してくれた動きづくりは2つ。まずは体幹を意識する動きづくりだ。田口トレーナー:「菊川さんの走りを見ると、反り腰で、腰が低い走りになっている。反り腰を改善し、腰高のフォームにするためには、体幹を使う意識が重要になります。まずは、体幹を使えるようにするための動きづくりをしましょう。」息を吐くのと同時に手で床を推しながら上体を浮かせ、腹筋で足を持ち上げる。この動作を行うことで体幹を使う感覚を体に覚えさせる。菊川CEO:「すごく難しいです。腹筋にもかなり効いてます…!」田口トレーナー「上手にできてますよ、そしたらその状態で5秒間キープ!」菊川CEO:「うおおおお!」そして、2つ目はジャンプしながら体幹を使う練習だ。着地時に体幹に力を入れて、体幹のバネを使って走れるようにする。田口トレーナー:「着地した時に体幹に力を入れて!脚はなるべくリラックスさせましょう。」最後に流しで動きの確認。何本も繰り返し行い、体幹を使うイメージを体に染み込ませる。田口トレーナー:「どうですか?普段使っていない筋肉を使う動きづくりだったので疲れてしまったかもしれませんね。」菊川CEO:「は、はい…。走るのは結構慣れたと思いますが、うまく体が使えていなかったんだと少しショックです…」田口トレーナー:「大丈夫です。使えていないということがわかり、走るときに意識するだけでもかなり変わりますよ。実際に今のエクササイズで学んだことを意識してもう一度走ってみましょう!」動きづくりで走り方の変化を実感そして2回目の計測。田口トレーナーの指導を受けた菊川CEOの走りは、軽快だった。体幹を意識して走ることで、ペースは3'50/km近くまであがっていた。フォームが明らかに変わっていることが平野・川元にも伝わってくる。果たして結果にも違いが出ているか…。指導後の菊川の走りの計測データ(ASICS ORPHE RUNアプリ)データをみた菊川CEOは実際にデータでも違いが出ていることが嬉しかった。1回目は、全てHEELだったが、MIDで少し走れるようになっている。田口トレーナー:「最初ペースをあげすぎてしまい、後半ペースが落ちたりフォームが崩れてしまいましたが、余裕のあるペースで最初の動きを意識して走り続けることで、ずっとMIDで走れると思います。」菊川CEO:「田口トレーナーは本当にすごいです!速く走る意識はしていなかったんですが、テンポをあげること、体幹を使うことを意識したら、自然と速くなってしまったんです。自然に速いペースが出せるようになった感覚はありました。」田口トレーナー:「菊川さんが普段からしっかり走っているので体の動かし方とかイメージしやすかったんだと思います。体幹が使えるようになると脚が疲れにくくなるので、レース後半でも失速することなく走れるようになると思います。これからの練習では体幹の動きづくりもぜひ取り入れてくださいね!」菊川CEO:「はい!動きづくりも続けて、万全の状態で東京マラソンを迎えようと思います。」膝の痛みという不安が和らぎ、また一歩フルマラソン完走に近づいた。9月末には2回目のレースでハーフマラソンにチャレンジする。前回の倍の距離になるが、無事に完走できるか?※菊川CEOのフルマラソンチャレンジは当初10月に開催予定であった東京マラソンを目標としておりました。東京マラソンが来年3月に延期になりましたが、3月の東京マラソンを目標に引き続きフルマラソンチャレンジは続けていきます。このシリーズの記事#5 ついにハーフマラソンデビュー!制限時間内の完走なるか!?#3 人生初の10kmのレースに挑戦#2 ランニングを始めて1ヶ月のトレーニング成果は?#1 菊川CEO マラソンへの挑戦スタート