これまでのトレーニングで、マラソンの練習も習慣化できてきた様子の菊川CEO。今回は現状の走力の確認と、大会の雰囲気を確認してもらうため、菊川CEO人生初のレースに出場。会場にはサプライズで思わぬライバルも登場。果たして無事に完走できたのか、菊川CEOの初レース挑戦を追った。これまでの挑戦を読む:#1 マラソンへの挑戦スタート#2 1ヶ月トレーニングした成果をチェック人生初の10kmレースに挑戦本間CEOとの練習後、モチベーションを高く維持できている菊川CEO。ORPHE Journal編集部平野・川元が考案した練習メニューを順調にこなしていた。川元「最近はしっかり練習ができているようですね。体つきも変わってきたように感じます。」菊川CEO「うん。週2回のランニングと、ジムにも週1回通っているよ。体重はそれほど変わっていないけど、少し筋肉がついてきたかも…」平野「頼もしいですね。7月25日はいよいよ10kmのレースですが、ばっちりそうですね。」菊川CEO「た、たぶん大丈夫です。ただめちゃくちゃ緊張しています…」平野「初めてのレースは誰でも緊張しますよ。今回はレースに慣れてもらうということも目的の一つです。規模もそれほど大きくないので、ぜひレースの雰囲気も楽しんでくださいね!」菊川CEO「楽しむ余裕なんてなさそうですが、しっかり完走できるように頑張ります!」今回、菊川CEOが出場するのはKITA!SENJU(北千住)マラソン。毎月開催されており、荒川の河川敷がコースとなっている。河川敷であればそれほどアップダウンもなく負担が少ないだろうと考えてこの大会をチョイス。2.5km地点で折り返す1周5kmの周回コースなので、菊川CEOの走っている様子を確認でき、応援もできることからこのレースを選んだ。思わぬライバルの登場7月25日レース当日。天候は晴れ、気温31度。会場に到着した菊川CEOは少し興奮気味であった。菊川CEO「おぉー!これがマラソン大会なんですね。参加する人たちがもうすでに結構集まってますね!これからいよいよ走るんだと思うと、テンションあがってきました。」平野「この大会は規模的にはそれほど大きくないので、東京マラソンのスタート地点に立ったら人の多さにもっと驚くと思いますよ。」子供のように無邪気な様子の菊川CEOを見て平野・川元は微笑ましくなった。会場への階段を3人でおりていると、突然「菊川くんっ!!」と呼び止める声が。声の先に目を向けると、そこには見覚えのある顔が!!なんとそこに仁王立ちするのはORPHE Inc. CPO(Chief Production Officer)の金井。菊川と共にORPHE Inc.を立ち上げた共同創業者である。ORPHE Inc. 金井菊川CEO「えっ!?なに、どういうこと?金井君がなぜここにいるの??」金井CPO「菊川くんのフルマラソンチャレンジの記事を読んで、実は僕もこっそりランニングををしていたんだっ!今日のレースでは菊川くんに勝たせてもらうよっ!!!」金井の登場に驚く菊川菊川CEO「えっ、いきなり勝負申し込まれても…。僕は今回タイムは気にせず10km完走が目標だったのに…」金井CPO「走る前から負けた時の言い訳ですか!?僕に勝てないようだとフルマラソン完走も難しいんじゃないですかっ!?」菊川CEO「そこまで言うのなら、この勝負受けてたつ!」思わぬ展開に、不安を隠せない平野・川元であったが、共同創業者同士の誇りをかけた闘いを止めることはできなかった…!初めての受付でやや緊張気味の菊川CEOいよいよレーススタート初レースということもあり、スタート地点に立つとさすがに緊張してきた菊川CEO。菊川CEO「これから10km走るのかと思うと、本当に走り切れるのか、とか、途中で膝が痛くならないか、とかあれこれ考えてしまって緊張してきました…」平野「大丈夫です!菊川さんはしっかりと練習をしてきたので10kmを走り切る力はついているはずです。自信を持ってください!」菊川CEO「そうですよね!この2ヶ月の練習の成果を発揮します!」今回のレースではEVORIDE ORPHEを使用。アシックスとORPHEのコラボレーションによるスマートシューズだ。シューズに採用されているEVORIDEは菊川CEOのようなランニング初級者〜中級者まで対応するモデル。対応アプリ「ASICS ORPHE RUN」アプリではリアルタイムの音声コーチングやランニングフォームの分析が行える。スタート地点に並ぶ菊川CEOと金井CPO10時10分、ついに10kmのレーススタート!菊川CEOは、ASICS ORPHE RUNのオーディオフィードバック設定を3分毎、1km毎に設定し、1キロあたりのペースが6分前後になるように確認しながら走ることにした。ASICS ORPHE RUNでは設定を調節することで、自分の知りたいデータを好きな頻度で知らせてくれる(ランの最中は周りの音も聴こえるようオープンイヤーのイヤホンの使用をお勧めします)。菊川CEOは練習ではまだ10km続けて走り切ったことがなかったので、とにかくスタミナが切れないように一定のペースで走ることを心がける。金井CPO「菊川くんっ!なんだかゆっくりだね!僕は先を行かせてもらうよっ!」一方、金井CPOは序盤からペースを上げていく。どんどん離れていく金井CPOをみて、多少の焦りはあったが、これまで練習を積んできたことで自分の走力をある程度把握できている菊川CEOは「自分のペースを維持していこう」と自分に言い聞かせて走り続けた。2.5km、最初の折り返し地点。息はそれほどあがっていなかったが、真夏日で直射日光と暑さがきつい。この時金井CPOとの差は500mほど離れていた。直線のコースなのでまだ見える位置にはいる。「2周目が勝負だ…!」菊川CEOは心の中でつぶやいた。レースの行方は…練習の甲斐あってペースを落とさずに走り続けることができ、金井CPOとの差も徐々に縮まってきた菊川CEO。しかし2周目に入ると左足首に痛みが出てきた。痛みをかばいながらの走りになってしまい、なかなかペースをあげることができない。6kmほど走ったところでまだ金井CPOの背中が見えない。追いつけるのか焦りも出てきた。完走が第一目標ではあったが、金井CPOの登場により勝ちたい気持ちも出てきて、自分自身との戦いだと思っていたマラソンの新たな面白さに気づく。菊川CEO「暑い…。足痛い…。でももうちょっとだ!まだ行ける!!」一方の金井CPOは前半のオーバーペースがたたって、2周目に入ってペースダウン。徐々に足が動かなくなってきた。後ろから菊川CEOが近づいてきているのではと冷や冷やしながら何度も後ろを振り返る。走り続ける菊川CEO。6.5kmを過ぎたあたりで、ついに金井CPOの背中が見えた!菊川CEO「金井くんのペースが落ちている!これは追いつける!!!」7km地点。ついに金井CPOに追い付く!ここからしばらく併走が続くだろうと思っていた菊川CEOであったが、追いつかれたこと精神的ダメージが大きかったのか金井CPOはさらにペースダウンしてしまう。菊川CEO「金井くん、先に行かせてもらうよ!」勝利を確信した菊川CEOは後ろを振り返ることなく、前だけをみてゴールを目指した。ゴールインする菊川そして、ついにゴール!タイムは1:00:51。フラフラになりながらも無事にゴールできたことに安堵する菊川CEO。平野「お疲れ様でした!初レース完走の気分はどうですか!?」菊川CEO「めちゃくちゃ暑くて苦しかったです…。でも無事に完走できて、金井くんにも勝てて、なんだか結構楽しかった気がします!」川元「最後まで一定のペースで走れていましたね!堅実な走りできちんと練習の成果が出ていて僕も嬉しいです。」菊川CEO「普段の練習で自分の走り続けられるペースをつかんできたのと、オーディオフィードバックで確認しながら走ったのが大きかったです!でも、フルマラソンはこの4倍の距離か…。練習とレースでは気持ちが全然違うこともわかったし、改めて過酷なチャレンジだなと思いました。残り3ヶ月切っているのでしっかり練習していきます!」その後、金井CPOも無事にゴール。タイムは1:07:38。ヘロヘロでゴールする金井金井CPO「菊川くん、完敗だよ…。正直、ここまで差がつくとは思っていなかったよ。やっぱり普段から練習していると違うね…」菊川CEO「もともと1人で走るつもりだったから、ライバルがいて励みになったよ。ありがとう!」同じレースに出場することで、仕事だけでは生まれない新たな一体感を感じた2人であった。完敗した金井と勝利を喜ぶ菊川データで走りをチェック今回のレースにおける2人のランニングフォームはスマートシューズで記録している。ASICS ORPHE RUNの計測結果で比較してみよう。菊川CEOの評価金井CPOの評価2人の走りの分析結果を比較すると、菊川CEO、金井CPOともにねじれの負担軽減度の評価が高い。つまりプロネーションが小さく足首や膝への負担が小さく故障のリスクが低い走りになっていると言える。大きく差が出ているのがブレーキ効率だ。菊川CEOの評価が高くなっている一方で、金井CPOの評価は一番低いEランクになっている。ブレーキ効率の評価が高いということは腰を高く保ち、重心の真下で着地できている走りになっているということ。菊川CEOの練習の成果の表れだと言える。順調にレベルアップしている菊川CEO。フルマラソンの過酷さを10km走ることで気づくことができたのも大きな収穫であった。8月の真夏をどう乗り越えるかが、大きなポイントになる。9月にはハーフマラソンのレースも控えているので、夏バテせずにしっかりと夏を乗り越えていきたいところだ。東京マラソンまで残り53日。果たして菊川CEOは無事フルマラソンを完走できるのか!?次回に続く。このシリーズの記事#5 ついにハーフマラソンデビュー!制限時間内の完走なるか!?#4 膝の痛みを克服、フォーム改善トレーニング!#2 ランニングを始めて1ヶ月のトレーニング成果は?#1 菊川CEO マラソンへの挑戦スタート