EVORIDE ORPHEは2020年にMakuakeでのクラウドファンディングで合計1,223人に販売した「シューズがコーチになる」というキャッチフレーズのスマートシューズ。アシックスからは2021年度になり新しいレーシングシューズが発表され話題になっていますが、EVORIDE ORPHEも引き続き販売中です。EVORIDE ORPHEを使用しているランナーのインタビュー記事を掲載する“EVORIDE ORPHE ユーザーインタビュー”の第1弾は、Instagramで33,000人ものフォロワーを持つ中嶋友里さん。©︎2021 Tsukasa Kawarai「EVORIDE ORPHEはデザインがカッコ良くて普段履きにも使いますし、軽いのでジョグでもスピード練習でも履いています」と話す中嶋さんのインタビュー記事をお届けします。EVORIDE ORPHEとの出会い今年でランニング歴6年目の中嶋さん。彼女がこれまでに様々なランニングシューズを履いてきたなかで、この1足に対してどのような印象を持ったのでしょうか。Q. このシューズの第一印象は?「発売前から別のスマートシューズ(ORPHE TRACK)の存在を知っていましたし、アシックスのGLIDERIDEを当時履いていたので、同じライドシリーズのEVORIDEにセンサー(ORPHE CORE)が搭載されるということを知って安心感がありましたね。」Q. 初めて手に取った時は?「シューズの箱がとても立派で、箱を開けてテンションが上がりました...!もちろんそこにセンサーも入っていて、重厚感のある説明書など普通のランニングシューズにはないドキドキを感じました。」「箱もそうだったんですが、シューズもゴールドのラインが際立っていてプレミアムな感じです。デザインに関しては、このシューズを履いていて“めっちゃカッコイイ!”とか、“それどこのシューズ?”と言われたり。特に男性から好評でしたね。」Q. 実際に履いてみてどうでしたか?「センサーをシューズに挿入しても重く感じなかったのでビックリしました。私はこのシューズを200mのダッシュなどのスピード練習でも履いています。普段はジョグやロングランでも履いていますし、練習で幅広く使える1足ですね。」疲労している部分とリンクしている中嶋さんが汎用性の高さを実感しているEVORIDE。そこにORPHE COREのセンサーを挿入していざ計測。彼女が測定データを見て気づいた点とは...?Q. 測定してみて気づいたことは?「ゆっくりジョギングして途中に200mのダッシュを入れた日の測定データを見ました。プロネーションが左:−5.1度 / 右:−2.9度という数値。練習後に左の腰が痛くなることがあるのであながち間違ってないな、と思いましたね。」EVORIDE ORPHEでの計測結果「他には内転筋や臀部の強化を心掛けてトレーニングしているのですが、そういったことを治療院などで言われていて。私は右も左も両方の内転筋が弱く、膝が内側に入るといった走動作の課題を、ジムでのトレーニングなどによって改善できると思っています。」「数字を見て“確かに”と、うなずく部分はいくつかありますね。今は測定結果がとんがった形ですけど、満遍なくバランスの良い形になるのがいいと思っています。」EVORIDE ORPHEはラン初心者にもオススメ中嶋さんは測定の数値を眺めることで、自分のランニングの特徴や弱点などを知ることができるいいますが、このデバイスがどういうランナーに適していると考えているのでしょうか。Q. この1足をどういう人にオススメしたいですか?「安くて良いシューズもありますが、“自分のモチベーションを上げる1足”を見つけるのが良いと思います。その中でもEVORIDEという履きやすいシューズに加えて、ORPHE COREというセンサーを使ってモチベーションを高めていくという感じで、トレーニング志向の高い人から初心者のランナーまでオススメですね。」「ランニングギアにはお金がかかりますけど、“買ったら練習しなきゃ!”というマインドになることもあるので、ギアにお金をかけることは大切かなと。最近は飲み歩く人も減ってお金の使い方も変わってきている思うので、良いギアを買うのは自分に投資する感じですよね。長く使えるものを買うのも良いことだと思います。」「ランニングフォームなど個々で走り方が違うので、EVORIDE ORPHEで測定して数値が出るのが嬉しいですね。普段、GPS時計のログを重視する人にとっても、この1足での走行データを見る価値はあるんじゃないかなと。最近はランナーのためのパーソナルサービスも増えてきているので、これからはこういったデータ解析が大事になると思っています。」これからのランニングライフについて開催中止となった2021年のUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)出場に向けてコツコツと長い距離も走ってきたという中嶋さん。「中止決定には戸惑いがあった」といいつつも、今後について聞いてみました。Q. 今後のランニングの目標について教えてください。「自己記録の更新はもちろん嬉しいですが、故障なく楽しく長く走りたいですね。1回1回の練習、例えばロングランなど、ゆっくり長く走ることでも毎回達成感を感じています。“胃腸が大丈夫だった”とか“ペースが保てた”とか、どんなところにも自分への褒めポイントがあるので、今後も自分で自分を褒めて走りたいですね(笑)」「普段から1人での練習にやりがいを感じています。UTMFに向けて1人で42kmを走ったり、トレイルにも行ったりして達成感がありました。コロナ禍では1人でランニングする人が増えたかもしれません。EVORIDE ORPHEは値段こそ安価ではありませんが、“自分への投資”という感じで価値の有る1足だと思っています。1人での練習で自分と向き合える1足ですし、こういうデバイスを求めている人も多かったのではないでしょうか。」中嶋友里(Yuri Nakajima)さんプロフィール2015年から走り始めて現在までにウルトラマラソンの100kmを5回完走。 マラソンPB3時間42分13秒。都内でBody and Soul Running Clubのアシスタントを務める。Instagramでは普段のランについて投稿している。Instagram: @yuri1229オススメの記事EVORIDE ORPHEでランニングの“新しい探究”を体験しよう!